日本の住宅とは

日本の住宅についてですが、今と昔では大きく変わっているところがあります。

例えば、「住宅にもシステムを取り入れている」ところに違いがあるのです。
住宅のシステムとは、例えば「システム管理しやすい構造、システムキッチン」が該当します。
システム管理しやすい構造というのは、電気配線などがまとまっているために管理しやすい、もしくは電気の力でお風呂の湯を沸かせるといった作りのことです。

システムキッチンとは、今では良く知られている「オール電化住宅」に多いキッチンのことです。
完全に電気の力だけで調理が可能となっているコンロ、もしくは洗い物などを自動で洗ってくれる機器・・・というふうに、昔では見られなかったような便利な機器が、細かく設置されているキッチンのことです。

このように、一昔前と比較すると日本の住宅はかなり変わりました。
実際に、日本らしい木造住宅であっても、天井には「ソーラーパネル」、床には「床暖房」、そして前述したシステムキッチンなど・・・が設置されている家も、今では当然のように増え続けている状況です。

日本の住宅事情はこのように変化してきているのですが、このような新しい工法に沿った物件を好む人が増えてきたのには理由もあります。
第一に、純和風の住宅というのは、「木材の価格が高騰している」ので、一般の人では買えないほどの価格設定となっているからです。
そのため、コンクリート、鉄筋を使った丈夫で安い住宅を好む人が増えてきました。
さらに、純和風の住宅よりも洋風の住宅のほうが、「リフォームしやすい」というメリットがあるのです。

というのも、「工場で製作されたプレキャストコンクリート製品」を使用し、部分的に新しいものに取り替える・・・という手法で、リフォームを行える時代になっているからです。
純和風の住宅では、大きな木材が密接に絡んでいるので、部分的に切り離して新しいものに取り替える・・・というのは、至難の業ですし、そもそも外観を損ねてしまう可能性があるのです。

日本の住宅と住宅工法

住宅というと、とりあえずコンクリートなどを使って作られている・・・というイメージがあります。

ですが、以下のような住宅工法があり住宅が作られているのです。
まず、日本の住宅に多い木造ですが、木造は「軸組み工法」という呼称が存在し、鉄筋の場合は、「鉄骨軸組工法」という呼称が存在するのです。

コンクリートを使用する場合は、「RC造（コンクリート現場打ち工法）」という呼称が存在するので、どのような住宅でも、今であればコンクリート現場打ち工法になる・・・というわけではありません。
木造住宅についても、木材の組み合わせによって工法の名称が変わることもあります。