建売住宅のメリットとデメリット

知っておきたい建売住宅のメリット

建売住宅は「即時の購入を狙って作られている住宅」なので、どのように建築するかなどを考えずに、好みの物件が見つかった際に希望するだけで購入できます。
ただし、「予約が前提となっている物件」なので、予約者が殺到している人気モデルの建売住宅は、予約が難しくなってしまうこともあるので、こちらについても先に知っておいたほうが良いでしょう。

しかも、建売住宅には「ローンの相談が早く済む」というメリットまであります。
というのも、業者と連携している銀行(金融機関)を通じて、住宅ローンの相談を済ませるだけで良いからです。
通常のローン相談では、見積もりを提出してもらった後に、先ほどの金融機関に対してローン契約を検討している方が、わざわざ銀行の窓口などで相談を行わないといけません。

しかし、建売住宅であれば業者の方と相談しておくだけで、金融機関に対するローン相談も含めて、見積もりを出してもらうことが可能なのです。
そのため、時間を少しも無駄にしたくないという人は、建売住宅と相性が良いと言えます。

さらに、建売住宅であれば「土地の面で優位に立てる」ことが多いです。
建売住宅は基本的に、限られた土地を有効活用して住宅を建てているので、土地が少し大きい場合もあまり料金設定が変化しません。

つまり、大きな土地を使って建売住宅が建てられているケースであれば、土地を購入して家を建てる・・・という、従来の住宅購入と比較して損をする可能性が小さいのです。
このような魅力もあるので、建売住宅にはメリットが多いと言われています。

建売住宅のデメリット

メリットが多い建売住宅にもデメリットは存在します。

失敗談などで良く見かけるデメリットでは、「間取りを良く理解できない」というデメリットがあります。
建売住宅は、複数の住宅を見ていく過程で、自分に合った建売住宅を選ぶ・・・というコンセプトがあります。
なので、複数の建売住宅を順に見ていく場合は、1件あたり1時間程度の時間をかけて見ることが多く、そのため、気に入った物件が見つかった際に、そのまま購入を決意してしまう人が多いのです。

しかし、購入後に「部屋が多すぎる、部屋が狭すぎる」という問題が発生し、これをデメリットと感じる人もいるのです。
ただ、このようなデメリットは業者と打ち合わせをしておくだけで、解決できる問題の1つです。

というのも、1時間以上をかけて確認することも可能ですし、今日は時間が無いので日を改めて確認したい・・・という対応も、建売住宅であれば可能だからです。
建売住宅は、よほど人気の高い物件でなければすぐに売れないので、焦りは禁物であると言えるでしょう。