マイホームの種類について

人生の中で最も大きな買い物になることが多いマイホームを購入するにあたって、真剣に考えずに勢いだけで購入を決めてしまうのはかなり危険です。
以前に不動産コンサルタントをしていた頃、念願だったマイホームを購入したいとの相談を受けた事例がたくさんありましたが、こちらのアドバイスをきちんと聞き入れてくれなかったため、失敗したと後悔しているという話も耳に入っています。

マイホームの種類についてしっかり理解したうえで、自分の場合はどんなマイホームにするべきなのか考えてみることをおすすめします。

予算の考え方

マイホームを購入する際には、かなりの大金を用意しなければいけません。
全て現金で用意できるほど頑張って貯金をしていたという方もいますし、両親から支援を受けて現金を用意できたという方もいます。

また、全てのお金は用意できないので頭金だけ用意して、後は住宅ローンを利用するという方もいますし、全額を住宅ローンにするという方もいます。
資金計画については人それぞれ異なりますが、当初の予算よりもオーバーしないようよく考える必要があります。

特に、予算オーバーしやすいのが新築の注文住宅で、自分の理想としているマイホームを実現させたいと思うほど予算オーバーになりがちです。
一生に一度の買い物だから妥協はしたくない!と、こだわる部分が増えるほどお金がかかってしまうことになりますし、場合によっては地盤が思っていたよりも悪くて、改良するために予想もしていなかったお金が必要になったという事例もあります。
新築の注文住宅を検討している方は、予算に余裕を持って検討しておきましょう。

逆に、予算よりも安く済む可能性が高いのが、中古住宅を購入した場合です。
元々新築の注文住宅を検討していた方が、たまたま良い中古住宅を見つけることができれば、かなり予算を抑えることができます。
中古の一戸建てとマンションを探してみると、意外と良い物件が存在していることも多いですが、場合によってはリフォームが必要になる場合もあるため、予算オーバーになる可能性もあります。

双方にメリットとデメリットが存在する以上、新築と中古のどちらがいいかに関しては一概に断言できません。
新築にせよ中古にせよ、住宅の価格は住みたい場所や沿線によって大きく異なるため、時間をかけてじっくり検討しましょう。

現在は、上記のように新築や中古住宅などをエリアや沿線ごとに検索できるサイトも少なくありませんし、新しい住まいを探す際に利用するのも、これらの検索サービスを活用するのも一つの方法です。

マンションと一戸建て、それぞれのメリットやデメリット

マンションのように、複数の人が同じ敷地内で生活する場合と、一戸建てで自分が所有する土地を自由に使える場合では、住み心地が違うものです。

マンションの場合は、どうしても上下左右に住んでいる人に迷惑がかからないように気を遣ったり、逆に迷惑をかけられる場合もありますが、メンテナンスの費用がかからないというメリットもあります。
一方、一戸建ての場合は周囲に気兼ねなく生活できますが、定期的にメンテナンスを行わなければいけない部分も発生するため、面倒に感じる場合もあります。

このように、どちらもメリット・デメリットがあるため、どちらが住みやすいのかを考えながら検討することが大切です。