住宅ローンの金利タイプとは

ライフプランに合わせましょう

色々な金融機関で住宅ローンが提供されていますが、全ての住宅ローンが同じではないことがわかります。
同じ金額を借入しても住宅ローンの金利タイプによって最終的に支払う返済額も変わってくるので、どの金利タイプにするべきなのかよく考えることが大切です。
住宅ローンにおける金利タイプの違いについて確認してみましょう。

固定と変動の違いについて

住宅ローンを決定する際に重要となる金利は大きく分けると固定と変動という金利の種類があります。
金利は経済状況に応じて随時変動するもので、固定か変動のどちらを選ぶのかに応じて返済額が変わることになります。

固定金利とは、借り入れする期間の全てが同じ金利が適用されるものです。
一定の金利が適用されるため、最終的に支払う返済額も借り入れをした時点で確定します。
返済計画を立てやすいため、今後のライフプランを考えながら借り入れできるメリットがあります。
今よりも市場の金利が下がっても、契約した当初の固定金利がそのまま適用されるので、経済状況によっては損をする可能性もあると考えられます。

変動金利については定期的に変わる金利がその都度適用されるため、最終的に支払う返済額は借り入れをした時点ではわかりません。
場合に借り入れをした時よりも金利が下がると返済額が減ることになりますし、金利が上がると返済額が増えてしまいます。
将来的に返済する額が確定しないため、返済計画を立てるのが難しい面もあります。
生活資金の割合と比較した結果住宅ローンの返済が占める割合が大きいと、将来的には返済がままならない状況になることも予想されます。

なお、変動金利については常に変動金利が適用されるタイプと、当初何年間かは固定金利が適用されてその後は変動金利が適用されるという固定金利期間選択型というタイプも存在しています。

それぞれのメリットとデメリットを考慮する

固定金利の場合は金利が固定されているので返済計画が立てやすくても、どうしても変動金利よりも金利が高く設定されています。
この先の経済状況がどうなるのかわからない段階で、数十年後まで一定した金利を適用するため、高めの金利が設定されているのです。
変動金利に関してはこの先金利が上昇するほど返済額が大きくなり、場合によっては元金が減らずに利息の支払いばかり増えてしまうという状況も考えられます。
しかし、今よりも金利が下がるなら固定金利よりも返済額が少なくて済むというメリットもあるのです。

どちらを選択するのかによってトータルの返済額が変わるとなれば非常に選択が難しいところですが、長期間に渡って返済する場合には固定金利が良い、比較的短期間で返済できるのであれば変動金利が良いと言われています。