賃料相場について知識をつけておこう

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収支の目安を把握しましょう

家を貸す際には当然ながら家賃収入を得ることになりますが、赤字になるような金額にならないようにきちんと賃料を決めなければいけません。
賃料の決定をする際に参考になるのが賃料相場です。
賃料相場の仕組みについて知識をつけておくことで、適切な価格設定ができるようになります。

賃料相場を決める要素

一般的に知られているのは首都圏の賃料は高くて地方に行くほど賃料が安くなるということですが、これは単純に考えてニーズが多いことと路線価が高いため固定資産税の支払い額が高くなるからという理由があります。
これらの要素は賃料相場に大きな影響を与えることが知られています。
実は他にも賃料相場を決める要素が存在しています。

物件が存在している場所が駅から近いほど賃料が高くなり、遠くなれば賃料が安くなります。
駅が近くても急行が止まらない駅よりも、急行が止まる駅の近くにあるほど賃料が高くなります。
駅から近くても周辺地域の開発が進んでいない地域よりも、商業施設がたくさん存在している地域の方が賃料も高くなります。
これらの要素は実際に生活をした時の利便性が良いほど賃料が高くなることになると考えてください。

他にも物件の設備が充実していることも重要で、バスとトイレが別々になっているとか、間取りが広い、インターネット環境が整っているなどの要素も重要です。
築年数が古くなるほど設備の古さや間取りの使い勝手の悪さが目立つため賃料相場も下がってくる傾向があります。
最近は耐震性も大きな影響を与えることから、構造についても考慮されています。

また、賃貸物件のニーズが増える引っ越しシーズンの1月から3月にかけては入居希望者が多くなることから、賃料相場も高めに推移しています。
逆にニーズが少なくなる時期は賃料相場も低く推移する傾向があります。

他物件を確認してみる

同じ地域に存在している他の物件と比較してみた結果、あまりにもかけ離れた賃料に設定しなければ問題ありませんが、他の物件に合わせて赤字になりそうなギリギリの価格で設定するのも好ましくありません。
賃料相場に合わせるだけでなく、収支のバランスを考慮しなければいけないので判断が難しくなりますが、まずは他の物件の相場動向を確認した結果を参考にしながら適切な賃料を算出してみましょう。

あなたが所有している物件の立地条件や築年数、設備などと完全に一致する物件はないと考えられますので、他の物件の詳細と賃料のバランスを確認しながら比較してみましょう。
大まかな賃料が決定したら、不動産会社に確認をしてもらって適切な賃料であるかアドバイスしてもらうことをおすすめします。
不動産会社はプロの視点でしっかり確認してくれますので、安心してお問い合わせください。